【お金】分配金が多い🟰いい投資先ではない❌

くわかぶ日記です🙇‍♂️

NISAで投資信託を購入する人が増えましたね😊

今年から始まった新NISAのおかげで、たくさんの人が投資を簡単に始めるきっかけとなったようです。

そんななかでちらほら聞こえてくる勘違いが今回のテーマです。

それは、分配金が多い🟰良い投資先という勘違いについてです。

そもそも分配金とは?👇という人はこちら。

いまさら聞けない分配金とは?配当金との違いをわかりやすく解説!

https://www.am-one.co.jp/warashibe/article/chiehako-20240708-1.html

さて、分配金が多いからといって「良い投資先」とは限らない理由について説明していきます。

投資信託やREIT(不動産投資信託)などでは、「分配金が多い商品」が初心者にとって魅力的に見えがちです。

しかし、分配金が多いからといって、必ずしも良い投資先とは限りません。

ここでは、その理由と注意すべきポイントを説明します。


分配金とは?

分配金は、投資信託が運用した利益の一部を投資家に還元するものです。
「分配金が多い」とは、「投資信託が運用成果や資産の一部を多く払い出している状態」を指します。

  • 毎月決まった額を受け取れる「毎月分配型」などが人気です。
  • 分配金は受け取るたびに現金化できるため、収入が定期的に得られるイメージがあります。

分配金が多いからといって良い投資先とは限らない理由

1. 「元本を削っている」可能性がある

分配金には、運用で得た利益(収益分配金)と、元本を払い戻している部分(元本払戻金)の2種類があります。

  • 運用益が出ている場合は問題ありませんが、運用がうまくいかず、元本の一部を分配金として払い戻しているケースも多いです。
  • 元本払戻金が続くと、投資信託の資産が減少し、結果的に投資価値が下がります。

例えば、
100万円を投資して毎月1万円の分配金を受け取っていても、それが元本から払い出されている場合、数年後には投資元本が減り、運用効率がさがり資産が増えない状態になってしまいます。


2. 分配金に税金がかかる

分配金を受け取るたびに、約20%の税金(所得税+住民税)が差し引かれます。そのため、税引後の実際の受取額は分配金の額より少なくなります。

  • 分配金を受け取らずに再投資するタイプ(「無分配型」や「再投資型」)の方が、税金を先送りでき、運用効率が良くなる場合があります。NISAでの投資の場合は、こちらの方が効率よく資産を増やせることはわかっていただけるかと思います。

例えば、
100万円を投資し、毎年10万円の分配金を受け取る場合、実際には約8万円(10万円 – 税金約2万円)しか手元に残らないのです。それなら課税されないNISA口座の中で無分配や再投資で雪だるま式に増やす方がいいですよね😊


3. 分配金が多い商品は運用コストが高いことが多い

分配金を出す投資信託の中には、信託報酬(運用管理費用)が高いものが多くあります。

  • 運用コストが高いと、投資の総合的なリターンが下がる可能性があります。
  • 分配金が多いからといって、手元に残る金額が多いとは限りません。

まぁ、普通に考えて手間がかかる=コストが高い、というのはわかるかと思います。


4. 投資元本が減りやすい商品が多い

分配金を多く出す商品は、運用資産を積極的に払い出してしまうため、元本が減少しやすくなります。

  • 元本が減ると、複利の効果を十分に活かせなくなり、資産形成が難しくなる可能性があります。
  • 特に「毎月分配型」は、投資元本が減少するリスクが高い商品が多いです。

5. 分配金が高い理由は「魅力的だから」ではない可能性がある

分配金が多い商品は、投資家を引きつけるために分配金を高く設定している場合があります。しかし、これは投資の本質(資産形成)に基づいた戦略ではなく、見た目の魅力を高めるためのものです。

例えば、

  • 高分配金の商品でも、実際の運用成績が悪い場合があります。
  • 魅力的な分配金が短期間で終わる場合もあるため、長期投資に向かない可能性があります。

分配金の多い商品に投資する際の注意点

分配金が多い商品を選ぶ際には、以下のポイントに注意してください。

  1. 分配金の仕組みを確認する
    • 分配金が「運用益」か「元本払い戻し」かを見極めましょう。
    • 商品説明書(目論見書)の「分配方針」や「収益分配金の内訳」を確認することが大切です。
  2. 自分の投資目的に合っているか考える
    • 分配金を受け取りたいのか、長期的に資産を増やしたいのかを明確にしましょう。
    • 資産を長期的に増やしたい場合は、分配金を受け取らず再投資するタイプの方が効率的です。
  3. 信託報酬(運用コスト)を確認する
    • 手数料の高い商品は、長期的に見て運用効率が悪くなる可能性があります。
  4. 過去の実績と今後の見通しをチェックする
    • 過去に安定して分配金を出しているか、元本の減少が続いていないかを確認しましょう。

ちなみに、私は今は資産形成期なので、分配金や配当金は出ないものを選んでますが、将来的に資産切り崩しの時期(退職した後)が来たら分配金や配当金が出るもの(高配当株や高配当ETFなど)に変えていって毎月一定額受け取る形(年金のように)にするか、定期売却サービスを利用しようかと思ってます。

楽天証券定期売却について👇

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/rfund/guide/teikibaikyaku.html

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というのを文書でまとめると以下の通り👇

分配金を多く受け取りたい場合の代替案

どうしても分配金を受け取りたい場合は、以下の方法も検討できます:

  1. 高配当株を選ぶ
    • 配当金の出る個別株式を選び、安定的な配当を得る。
    • 株式の場合、配当金だけでなく株価の成長も期待できます。
  2. 配当再投資を活用する
    • 分配金を自動的に再投資するタイプの投資信託やETFを選ぶことで、税金を先送りしながら資産を増やせます。
  3. 自分で必要な時に売却する
    • 分配金を受け取る代わりに、必要なときに投資信託の一部を売却して資金化する方法もあります。この方法なら、運用効率を落とさずに資金を確保できます。

まとめ

分配金が多い投資信託は一見魅力的ですが、「多ければ良い」とは限りません。分配金の仕組みや商品の運用方針をよく理解し、自分の投資目的やライフスタイルに合った商品を選ぶことが重要です。特に初心者は、分配金の「中身」や「コスト」に注意し、慎重に商品を選びましょう。

大事なのは自分でよく調べなければ魅力的に見える商品に流されて、場合によっては損をするかも知れないということです!

自分の大事なお金を預けるなら色気に釣られず王道を貫くのがいちばんの近道です!

商品を選ぶのに困ったら👇

これは実際に投資をする個人投資家(我々のような一般人)が選んだ有料ファンドなので安心ですよ!

参考にしてみてくださいな。

終わり

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